近年、女性が働きやすい環境づくりが進んでいます。しかし、働くママへの理解はまだまだ足りないと感じているママも多いのではないでしょうか?
今回は、これから子どもを持とうと考えている方や、今まさに子育てをしながら仕事に復帰しようか悩んでおられる方に向けて、実際にどんな不安を抱えているママが多いのか?仕事復帰したママと復帰しなかったママの理由を合わせてご紹介します。
- 1.約半数の人が妊娠や出産を機に退職を選んでいる
- 1-1.仕事復帰して働き続けたママの理由
- 2.仕事復帰に対してどんな不安を抱えているママが多いの?
- 2-1.子どもの都合で職場に迷惑をかけるのではないか不安
- 2-2.保育園・保育所・幼稚園などの受け入れ先が見つかるか不安
- 2-3.仕事と子育ての両立ができるか不安
- 2-4.ブランクがあり、仕事ができるか不安
- 2-5.自分の仕事があるか不安
- 3.子育てママが仕事を始める時期は?
- 3-1.産休・育休が終わったとき
- 3-2.出産して半年経ったとき
- 3-3.子どもが保育園や幼稚園に入園したとき
- 3-4.子どもが小学校に入学したとき
- 4.仕事復帰する前に準備しておくべきこと
- 4-1.復帰先を決める
- 4-2.保育園・保育所・幼稚園の選定
- 4-3.家事の分担を家族と話し合っておく
- 4-4.もしもの時の預け先を決めておく
- 4-5.職場への挨拶
- 5.復帰後も手厚くサポートしてくれる派遣会社を選ぼう
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約半数の人が妊娠や出産を機に退職を選んでいる
日本における出産後の継続就業率は近年上昇傾向にありますが、第1子出産後に職場復帰する女性の割合は53.1%で、未だ半数近くの46.9%の人が退職を選んでいるということになります。また、派遣社員やパートタイム労働者の継続就業率は約20%〜30%で推移しており、全体の数値と比べてもかなり低いと言えます。
仕事復帰して働き続けたママの理由
本項では、仕事復帰して働き続けるママの理由として大きく3つに分けてご紹介いたします。
まず、多くの女性が仕事復帰を選ぶ1つ目の理由として、収入の確保が挙げられます。特に育児・教育にかかる費用や、純粋に人数が増えることによる、食費などの生活費の増額には、共働きによる安定した収入が重要と言えます。
2つ目の理由として、仕事を続けることで、役職やポジションを維持し、キャリアを継続することができるということが挙げられます。特に、職場での昇進や専門職としての地位を保つためには、継続的な勤務が必要とされることも多く、せっかく築いたキャリアをまた別の会社で1から築くことに不安や抵抗感がある方も多いです。また、退職して家庭以外のつながりがなくなることで、孤立感や疎外感を感じてしまう方も多く、社会とのつながりをなくさないために職場復帰をされる方も多いと言えます。
3つ目の理由として、仕事自体にやりがいや満足感を感じていたり、単純に好きなことを仕事にしているということが挙げられます。育児と両立しながらでも働き続けたいという意欲を持ち、仕事を通じて得られる自己実現や社会貢献の感覚が、仕事復帰の大きな要因となることもあると言えます。
仕事復帰に対してどんな不安を抱えているママが多いの?
子どもの都合で職場に迷惑をかけるのではないか不安
子どもが病気になったり、保育園・保育所・幼稚園や学校の行事などで急に休まなければいけない場合や、早退しなければならない場合などに、同僚や上司に迷惑をかけるのではないかと心配するママが多いと言えます。
保育園・保育所・幼稚園などの受け入れ先が見つかるか不安
子どもを預ける保育園・保育所・幼稚園が見つからない、もしくは希望するところに入れないという問題も不安要素と言えます。特に都市部などでは待機児童問題が深刻であり、職場復帰のスケジュールに影響を及ぼしてしまうこともあります。
また、夫が転勤族である場合、保育園・保育所・幼稚園や学校の転入手続き、住所変更等の手続きなどやらなければいけない手続きが多く、自分の転職活動は後回しになってしまう等の理由で、復帰に不安を抱えている方も多いです。
仕事と子育ての両立ができるか不安
子育てと仕事を両立させることができるかどうか、自信がないママも多いと言えます。特に、長時間労働や不規則な勤務時間の仕事(三交替など)では、子どもと過ごす時間を確保するのが難しく、不安が大きくなると言えます。
ブランクがあり、仕事ができるか不安
産休・育休による職務ブランクが長いと、以前のように仕事をこなせるかどうか不安というママも多いです。特に、技術の進歩や業務内容の変化が激しい業界では、その不安はさらに大きくなります。
自分の仕事があるか不安
産休・育休が長引いた場合、職場に復帰しても自分のポジションが確保されているかどうか、あるいは以前と同じ仕事ができるのか、不安なママも多いです。
子育てママが仕事を始める時期は?
産休・育休が終わったとき
産休とは、出産予定日の6週間前と産後8週間取得できる産前・産後休業のことで、育休とは1年間の育児休業のことを指します。
職場復帰するママの多くは、産休・育休が終わったタイミングに復帰しています。法的には育児休業は子どもが1歳になるまで取得でき、一部条件を満たせば1年半や2年まで延長可能です。職場復帰をしたいと考えている方は、この期間を利用して、子育てと職場復帰の準備を整えることが大切と言えます。
出産して半年経ったとき
出産後約半年で仕事に復帰することを選ぶママも多いです。理由としては、産休を取得する前に退職していたり、元々就業していなかった方が、産休・育休という期間に縛られず、半年という区切りで復帰をするという場合、家庭の経済的な必要性や職場の要請、または早めに職場に戻りたいという個人的な希望、入園できる最低月齢が半年である場合が多いことが挙げられます。ただし、早期復帰の場合は、育児と仕事の両立に対する支援が特に重要と言えます。
子どもが保育園や幼稚園に入園したとき
子どもが保育園・保育所・幼稚園に入園するタイミングで復職するママも多いです。日中の子どもの預け先が確保されるため、ママが安心して仕事に専念できる環境が整います。
子どもが小学校に入学したとき
子どもが小学校に入学するタイミングで復職を選ぶママも多いです。小学校入学後は、子どもの自立度が増し、保育園・保育所・幼稚園に通う時期よりも、子育てに時間的な余裕が生まれるため、仕事と育児の両立がしやすくなると言えます。
仕事復帰する前に準備しておくべきこと
復帰先を決める
仕事に復帰することを決めたら、まずは復帰先を決める必要があります。元の職場に戻る場合は、上司や人事担当者と早めに話をし、復帰のタイミングや条件について話し合っておく必要があります。また、新しい仕事に就く場合は、早めに仕事探しをしておくことが重要です。育児をしながら自分自身で仕事を探すのが難しい場合は、派遣会社に登録し、担当者に条件などを伝えて仕事を探してもらうのも一つの手と言えます。
保育園・保育所・幼稚園の選定
保育園・保育所・幼稚園選びは、早めに始めることが大切です。希望する園に入れない場合などもありますので、いくつか候補を決めておくことが大切です。入園が決まったら、慣らし保育の期間を設け、子どもも保護者も安心して新しい環境に順応できるように、準備することが重要と言えます。
家事の分担を家族と話し合っておく
仕事復帰した後の家事分担については、家族と事前に話し合って決めておくことが大切です。仕事をしながら、育児や家事を一人で抱え込んでしまうと、体に負担をかけてしまい結果的に仕事を続けることが難しくなってしまう可能性があります。具体的な役割分担を決めておくことで、ストレスを軽減し、仕事と家庭のバランスを保つことができます。
もしもの時の預け先を決めておく
子どもが風邪や怪我などで、急に保育園・保育所・幼稚園や学校から呼び出されることがあります。そのような時に、すぐに子どもを迎えに行ける体制を整えておくことが重要です。自身や夫の父母兄弟、親戚などが考えられますが、頼る先がない場合も、地域によっては病児保育などがある場合もありますので、事前に調べておくことが重要と言えます。
職場への挨拶
職場復帰する際には、職場への挨拶を忘れずに行いましょう。上司や同僚に復帰の意向を伝え、復帰後の働き方や業務内容について話し合うことで、スムーズな再スタートを切ることができると言えます。また、挨拶を通じて職場の雰囲気や変化を確認することも重要です。働くママは、どうしても子どもの都合で休まなければならなかったり、早退しなければならなかったりすることが多いです。日頃のコミュニケーションを大切にすることで、人間関係を円滑にし、お互いの仕事をカバーし合える人間関係を築いていくことが大切です。
復帰後も手厚くサポートしてくれる派遣会社を選ぼう
仕事復帰を考える際、働くママにとって、復帰後のサポートが充実している会社を選ぶことが重要です。
産休・育休の制度が整っていることも大切ですが、復帰後の働き方について、柔軟な提案をしてくれる会社を選ぶことが重要です。時短勤務や在宅勤務など、家庭の事情に合わせた働き方ができるようにサポートしてくれるかどうかも重要なポイントと言えます。
子育てをしながら仕事を探すのがなかなか難しい場合は、ぜひCUBEへご相談ください。
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