今回のテーマは「派遣保育士」についてです。正社員やアルバイト・パートでしか働くことができないイメージが強い保育士ですが実は、派遣という雇用形態で働くことができるってご存じでしたか?ここ数年、注目を集めている派遣保育士について詳しくご紹介します。
はじめまして。富山県、石川県、愛知県で人材派遣サービスを提供しているCUBEです。
「CUBEのハケン塾」ではワークライフバランスを加味した就業が実現できる派遣という働き方について詳しく解説しています!
待機児童の問題や女性の活躍推進により、以前にも増して保育士を募集している園や企業も増えています。そんな社会の流れに伴い、派遣保育士のニーズも高まっています。そこで、派遣保育士の仕事内容や、メリットなどをご紹介します。ぜひ、参考にしてください。
派遣ってどんな働き方?
まず、派遣という働き方についてご説明します。派遣とは、派遣元である派遣会社と雇用契約を結び、派遣先の企業で勤務する働き方のことです。この場合、雇用主は、派遣会社となり、給与は派遣会社から支払われます。また、福利厚生なども派遣会社に準じることになります。ただし、仕事に関する指示は派遣先企業から受けます。また、派遣には、期間に定めのある「登録型派遣」と期間に定めのない「常用型派遣」と、派遣先での正社員雇用を前提とした「紹介予定派遣」があります。
派遣で働きたいと思ったら、まず派遣会社に登録をすることからスタートします。派遣会社のコーディネーターに自分の条件や希望を相談し、最適な仕事を見つけてもらいます。働いてみたい企業とのマッチングが成功すれば就業が始まります。就業後も、派遣会社が就業先との間に入ってくれますので、仕事上の困りごとや給与・処遇の改善などの交渉も代わりにおこなってくれます。多様な職場や働き方を選ぶことができ、就業後も派遣会社のサポートが受けられるなど、メリットも多いです。
派遣の保育士の特徴
仕事内容
仕事内容は、子供たちとのふれあいやお世話など、正社員とほとんど変わらないです。しかし、担任を担当するケースは少なく、保育補助などの仕事を任されることが多いです。そういった意味では、園で働くパートやアルバイトと同じような仕事内容だと考えるとよいでしょう。ただし、派遣先の園が「どのような保育をおこなっているのか」や園の方針によって業務内容に差は生じますので、事前に園の雰囲気や職場環境のことをコーディネーターや営業担当に確認しておくことをおすすめします。
給与
給与形態は時給制が多いです。派遣会社が間に入ることで、雇用契約も明確に定められています。残業をした場合には、もちろん残業代も支払われます。気になる平均時給は、下記のとおりです。
【平均時給】
富山県:1,200円〜1,500円
石川県:1,200円〜1,500円
愛知県:1,300円〜1,600円
勤務時間
派遣保育士の勤務時間は、フルタイムが多いですが、短時間での勤務や期間限定の勤務など、さまざまな条件で働ける職場がたくさんあります。派遣での働き方は、融通が効くので、子育てをしながら保育士を続けたい方や、子育てが一段落し、社会復帰を考えている保育士の方など多様なニーズに応えることができるのも派遣ならでは。ライフスタイルに応じて好きな仕事を続けることができるという点も魅力です。
派遣で保育士をするメリット
サービス残業や持帰仕事がなくなる
業務が正社員にくらべて少なく、基本的に持ち帰り作業や残業はないことが多いです。また、派遣保育士の場合は、派遣先と本人との間に派遣会社が入っており、契約によってさまざまなことが定められているため、「サービス残業」は起こり得ないです。業務範囲が明確に定められているケースも多く、正社員以上の業務負担を強いられることもほぼありません。
困ったことがあっても相談できる
万が一、職場でのトラブル、困ったことがあった場合には、派遣会社の担当営業に相談しましょう。問題解決に向けて、派遣先との間に入り交渉を進めてくれますので、ひとりで抱え込むこともありません。また、直接雇用だと上司や同僚に言いづらい業務改善や給与、条件面のことも間に入って交渉してくれますので安心して働くことができます。
実務経験がない方もスタートしやすい
担任を担当したり、シフトの調整や行事の企画進行をしたりなど、責任を伴う業務を派遣社員が担当することはほとんどありません。資格は持っているものの実務経験がない方や、子育てや家庭の事情などで長期に渡りブランクがある方でも保育士の仕事をスタートしやすいという点も派遣保育士のメリットのひとつです。仕事内容を調節しながら、少しずつ経験を積むことができるので自分のペースで働き方を選びながらキャリアアップも可能です。
派遣保育士で働くスタッフの声
Aさん(40代・女性)
3人のお子さんのママでもあるベテラン保育士のAさん。毎年、園や施設を変えながら派遣保育士として働いています。家庭を最優先しており、あらかじめ期間を決めて働き契約終了後に、また好きなタイミングで働いています。家庭の状況やお子さんの成長に合わせて、勤務時間や勤務期間をフレキシブルに変えながら働いています。その実直な働きぶりから、毎年、同じ園から声がかかることもあり活躍されています。
Bさん(20代・女性)
新卒で正職員として働いていた時は、どんどん仕事を任され、オーバータスクになっていたBさん。持ち帰り仕事や残業も多く、プライベートの時間を削って働いていました。派遣保育士になってからは、業務範囲が明確なので、オーバータスクになることが減り、好きな仕事を長く続ける状況を整えることができました。将来、結婚・出産もしたいと考えているため、派遣保育士を続けながらキャリアアップしたいと頑張っています。
まとめ
いかがでしたか?多様な働き方を選択できる派遣保育士は、未経験の方からブランクのある方まで、資格や経験を生かしながら幅広く活躍できるということがわかりました。自分のライフステージに合わせてフレキシブルに働くことができる「派遣保育士」を選択肢のひとつに加えてみてはいかがでしょうか?
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