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連載

[お仕事図鑑]警備・交通整理とは?仕事内容を徹底解説!

お仕事図鑑では気になる職種ごとの仕事内容を解説します♪
今回は、街でもよく見かける警備・交通整理のお仕事をご紹介!ぜひ参考にしてみてくださいね。

はじめまして。富山県、石川県、愛知県で人材派遣サービスを提供しているCUBEです。
「CUBEのハケン塾」ではワークライフバランスを加味した就業が実現できる派遣という働き方について詳しく解説しています!

私たちの生活にも身近な「警備・交通整理」のお仕事。年齢を問わず働けるとあってシニア層にも人気の職種ですが、具体的にどういった仕事内容なのかわからない方も多いのでは?今回は、警備・交通整理のお仕事についてご説明していきます♪

 

警備・交通整理って何?

仕事内容は?

まず、警備・交通整理と言ってもさまざまな種類があり、大きく3つに分類されます。
「施設警備」
「貴重品運搬警備」
「交通整理警備」

まず、「設備警備」は、ビルや施設などの建物のほか、駐車場などで巡回監視を行う仕事です。次に、現金や貴重品を運ぶ際に警備をする「貴重品運搬警備」。そして、道路などで車や人を安全に誘導する「交通整理警備」です。
なかでも、「交通整理警備」は身近な存在でありポピュラーなためその活躍の場も多岐に渡ります。

 

① 道路での交通整理
道路工事などの際に、交通整理や誘導を行う仕事です。同じ道路での誘導も「片側交互通行」の場合と、「一部区間の通行止め」の場合で内容も変わります。

「片側交互通行」の場合だと、道路に進入してくる車をそれぞれの方向で交互に停止させながら、渋滞や事故が起こらないように誘導します。一方「一部区間の通行止め」の場合だと、通行止めの看板を設置し、区間に進入してくる車に合図を送り知らせるのが主となり、ドライバーに対して迂回路のお願いや説明なども適時おこないます。

また、道路工事は、交通量の少ない時間帯におこなわれることが多く、夜勤となるケースが多いです。

 

② 工事現場での車両誘導
大きな建物の工事現場では、「敷地の出入り口」と「敷地内」で誘導をおこないます。

工事現場周辺や出入り口付近にいる歩行者や車の安全に配慮しながら工事車両の誘導をおこなうほか、敷地内でも資材を運んできた大型トラックやダンプカーなどの工事車両の死角に人や車、障害物がないかを確認しながら誘導をおこないます。

 

③ 商業施設での交通誘導・整理
ショッピングモールや大型商業施設などでおなじみの交通誘導では、「歩行者安全確保」と、「駐車場内のスムーズな交通整理・誘導」が大切な業務です。

出入り口のみならず、駐車場内で歩く歩行者の安全を守りながら、車が安全に走行し、駐車できるように誘導します。万が一、満車の場合は看板を掲げるなどして案内をすることで、渋滞が起こらないよう誘導や整理をおこないます。

 

勤務時間、時給は?

日給で支払われる場合が多く、8時間勤務でだいたい日給8,000~11,000円、夜勤の場合だと、日給9,000~13,000円が相場です。

 

必要または有利に働く資格はある?

交通整理および誘導の仕事は、人命に関わる業務ですので知識と技能が必要とされます。未経験からでも仕事をすることは可能ですが必ず、「新任研修」と呼ばれる研修を受ける必要があります。

警備業法によって研修期間や内容などが決まっており、たとえ短期のアルバイトの場合だったとしても受講しなければいけません。

出典:https://mynavi-ms.jp/magazine/detail/000924.html

また、下記の資格を持っているとキャリアップも可能です。

 

警備員業務検定
警備の仕事の種類ごとに、一定の知識や技能を問う検定です。交通誘導においては「交通誘導警備業務検定」が該当し、1級と2級があります。まずは、2級を取得しその後、1級を取得すれば、「警備員指導教育責任者」の講習を受けることが可能です。

 

警備員指導教育責任者
警備員を指導するための国家資格です。法律でも、各営業所に、警備員指導教育責任者の有資格者の配置が義務付けられています。

 

機械警備業務管理者
センサーや監視カメラなどの装置を使って警備業務をおこなうために必要な資格で、国家資格となります。

 

欠格事由に該当する場合は警備員になれない

ただし、警備法によって、下記に該当する人は警備・交通誘導の仕事をすることや警備業を営むことができません。

 

1. 18歳未満の者
2.成年被後見人、被保佐人、破産者で復権を得ない者
3. 禁錮以上の刑、又は警備業法違反罰金刑での執行を終わる等して5年を経過しない者
4. 最近5年間に、営業停止命令等違反、又は警備業務に関して重大な不正行為で「警備業の要件に関する規則」(昭和58年国家公安
委員会規則。以下「要件規則」という。)で定めるものをした者
5. 集団的に、又は常習的に暴力的不法行為等で要件規則で定めるものを行うおそれがある者(暴力団員等)
6.暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律に基づく再発防止命令又は中止命令を受けた者で3年を経過しない者
7. アルコール、麻薬、大麻、あへん又は覚せい剤の中毒者
8.心身の障害により警備業務を適正に行うことができない者として国家公安委員会規則で定める者

 

警備・交通整理向いている人は?

面接時に旗上げなどの適性検査をおこなう警備会社も多い警備・交通整理の仕事。では、一体どんな人に向いているのでしょうか?

 

判断能力が高い人

まず、歩行者や車の安全を守るためにも、判断能力が高い人に向いています。交通量や車の往来の状況などを素早く判断し、適切な誘導をおこなう必要があるからです。冷静に現場を見極め、対処できる力は非常に役に立ちます。

 

立ち仕事が得意な人

次に、交通誘導は座りながらではできない仕事です。業務中は立ちっぱなしということが多く、体力が必要となります。立ち仕事が得意な人や苦にならない人の方が向いているといえるでしょう。

 

真面目な人

3つ目はズバリ、真面目な人です。交通量が少ない道路では車の通行がほとんどないこともあります。しかし、たった一台でもしっかりと誘導しなければ大きな事故につながる可能性もあります。そういった場合でも、責任を持って集中して取り組める方に向いています。

 

警備・交通誘導のメリット

最後に、警備・交通整理のメリットについて解説していきます。

 

高時給な場合が多い(深夜手当)

工事現場などは、工事をするためにあらかじめ警察への申請をしています。申請した時間以上は作業をおこなうことができないので、予定よりも早く終わることもしばしば。それに伴い、警備・交通誘導の仕事も早く終わることが多く、結果として短時間で高収入を得ることも可能なのです。

また、深夜帯での仕事も多いので、深夜手当が付き時給や日給がアップすることもありますので、しっかり稼ぎたい方にとってはやりがいのある仕事と言えます。

 

年齢不問のケースが多い

年齢を問わず働けるのもこの仕事のメリットのひとつ。実際に、定年退職後のシニア層も多数活躍しています。60代以上でも歓迎している警備会社も多いので、いくつになっても始められるのが魅力です。

 

専門スキルを身に着けられる

事前に、専門的な知識や技能が必要な仕事なので自然と専門スキルを身に付けられます。国家資格にチャレンジすることもできますので、一生モノの資格を取得してキャリアアップを図ることも可能です。

 

まとめ

いかがでしたか?身近なところでよく見かける警備・交通誘導のお仕事ですが、人命を守る大切な仕事でしっかりとした判断能力が求められることがわかりました。専門的な知識や技能も必要ですが、やりがいも充分あり、未経験からでも始めることができる高時給の仕事なので、しっかりと稼ぎたい方にはおすすめです。